選挙日当「都市の相場は3倍」 法定上限に不満の声
選挙カーに乗る「車上運動員」への日当過払い疑惑で、河井克行法相が31日、辞任した。法定上限の日当1万5千円を超えて支払えば、公職選挙法違反(買収)罪に問われる。ただ、自民党関係者や車上運動員は口をそろえ、「全国的に相場は3万円で、都市部では4万~5万円」と実情を語った。
「1万5千円では安すぎて受けてもらえない。(報じられている)3万円は普通の価格。東京だと4万、5万円する」
ある自民党国会議員の秘書はそう証言する。代金は派遣する代理業者に支払い、「(車上運動員である)本人の取り分は7~8割」という。
日当を上乗せするのは司会業をなりわいにしているプロが多く、一般の主婦には上乗せしない、とも明かす。「選挙区や候補者が多い都市部では、上手な車上運動員は取り合いで、値が上がる」と語った。
車上運動員の紹介業を手掛け…
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