死ぬ、死ぬ、生きる、生きる…ハカに込められた真の意味

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有田憲一
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魔法のやかん

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の3位決定戦(1日午後6時、東京スタジアム)でウェールズと戦うニュージーランド(NZ)が今大会最後の「ハカ」を披露する。先住民族マオリ伝統の踊りを約50年前、おそらく日本人として初めて試合前に披露したのは関西協会の坂田好弘会長(77)だろう。「お互いを認め合えるNZの象徴だ」と語る。

 坂田会長が最初に踊ったのは1970年、NZ学生代表の一員として全法大と対戦した時だと記憶している。当時、近鉄でプレーする現役日本代表だったが、前年に半年間留学していたカンタベリー大で大活躍。NZ学生代表の来日時にメンバーとして選ばれ、合流した。

 「全員でホテルの廊下で練習した。指導してくれたのはマオリ出身の選手。その後、不安だろうからと、同じWTBのオカラハンという現役オールブラックスが個人的に教えてくれた」

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 当日は大雪。目立たないよう…

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