滋賀)先人から災害の備え学ぶ びわこ学院大教授が出版
北川サイラ
滋賀県東近江市のびわこ学院大学短期大学部の丸山俊明教授(59)=都市・建築史=が「京(みやこ)は大火!大地震!! そのとき京人(みやこびと)は、どうふるまったのか」(201ページ)を出版した。仮名交じりで書かれた江戸時代の書物「仮名草子(かなぞうし)」などから、災害が絡む108の話題を選び出し、わかりやすく書き直したという。
内容は京都で起きた災害が中心になっている。県内については、1662年に湖西地域を襲った寛文地震を取り上げている。花折断層帯に沿った葛川谷で起きた大規模な土砂崩れのほか、膳所城や町家の被害の様子なども記している。
子どもの理解を助けるため、画家米原淳子さん(60)=甲賀市信楽町=の挿絵を付けた。
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丸山教授は幼稚園や保育士な…
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