小学校低学年で「書道科」導入広がる 集中力UPに期待

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滝沢隆史
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 近年の教育現場はタブレット端末の導入などデジタル化が進む。その一方で、小学1年生から毛筆を使う「書道科」の授業に力を入れる自治体がある。姿勢を正して精神を研ぎ澄ませ、心を込めて筆を握る伝統文化を通じ、集中力や学力アップにつなげる狙いだ。

効果実感「落ち着き出た」

 「筆は立てたまま、ひじをしっかり上げる。ぐるぐる回して――」

 10月中旬、愛知県春日井市立鳥居松小学校の1年生の書道科の授業。冒頭、姿勢を正して空中に円を書くように筆を走らせ、筆遣いをおさらいして心を落ち着かせた。この日は直線や曲線の練習で、はしごや渦巻き模様、花まるなどを5枚に分けて清書した。

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 墨は使わない。水を付けた筆…

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