入院中の児童に分身ロボで授業 笠間の特別支援校で試行
小島弘之
茨城県立友部東特別支援学校(笠間市)が、分身ロボットを使った遠隔授業に取り組み始めた。入院中の児童が病院からタブレット端末を操作し、ロボットのカメラやスピーカーを通して授業に参加。教室にいるような雰囲気で、聞こえる会話にも反応しながら「学びの幅」を広げている。
10月31日、小学5年生の理科の授業を公開。県立こども病院(水戸市)に入院中の須藤奏恵(かなえ)さん(11)が、院内学級の教室から分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使って遠隔授業を受けた。
須藤さんは同級生の男子児童(11)と机を並べたオリヒメを操作し、先生から「川の水の働き」などを学んだ。先生から話しかけられるとオリヒメはうなずき、シートの回答が合っていると男子児童と顔を見合わせて一緒に拍手をした。
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オリヒメには、マイクやカメ…
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