月探査計画に参加、はらむ不安 米政権が左右、巨費も

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合田禄
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 米国主導の月探査計画に、政府が先月、参加を正式決定した。月を回る軌道上に新たな宇宙ステーションをつくり、ここを拠点に月を探査したり、月面基地を建設したりする。国際宇宙ステーション(ISS)に続く大型の国際宇宙開発で、多くの技術的困難と巨費がかかることは確実だ。計画そのものがトランプ政権の意向次第で大きく変遷する危うさもはらむ。

 「米国の新たな挑戦に強い絆で結ばれた同盟国として、『きぼう』や『こうのとり』で培った我が国の強みを生かして参画する」

 安倍晋三首相は先月、本部長として日本の参加を決めた宇宙開発戦略本部の会議で、ISSの日本実験棟「きぼう」と無人補給船「こうのとり」の名を挙げて議論を締めくくった。

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 米航空宇宙局(NASA)が…

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