衣に菊の紋、芸術文化花開いた「サロン」の金色像

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久保智祥
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秋の京都非公開文化財特別公開

 千年の長きにわたり、天皇が住まいした京都。今回の京都非公開文化財特別公開では、皇室とのゆかりを伝える品々が多く披露されます。天皇陛下の即位関連行事が執り行われるこの秋は、その歴史に思いをはせる機会となりそうです。

 三十三間堂智積院(ちしゃくいん)などが立ち並ぶ東山七条の一角に、豪壮な石垣と築地塀で囲まれた妙法院がある。

 鎌倉時代から明治維新まで、歴代天皇の子弟(法親王)が代々門主を務めた門跡寺院で、三千院、青蓮院(しょうれんいん)とともに天台宗三門跡の一つだ。

 今回の特別公開では、こうしたゆかりによって皇室から下賜(かし)された工芸品や書画などの御物(ごもつ)が「皇室と妙法院」と題して展示される。

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 初公開となるのが江戸時代の…

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