関電の元副社長、金品受領で釈明 「必死に返してきた」

有料記事

西尾邦明
[PR]

 関西電力の役員ら20人が高浜原発がある福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から計約3億2千万円分の金品を受け取っていた問題で、6月まで原子力事業本部長を務めた豊松秀己元副社長が30日朝、取材に応じた。森山氏は2009年から会うたびに金品を持ってきたとしたうえで、自身は「11年ごろから必死に返してきた」と語った。

 豊松氏は、同県美浜町にある関電の原子力事業本部で自身が本部長代理になった09年から森山氏と会うようになったと説明。地元の有力者として「(同事業本部内で)歴代大事にしてきた方だが、お会いする度に(金品を)持ってこられた」と語った。

 関電は27日の記者会見で、金品受け取りの社内調査は11~18年を対象としたと説明していた。だが、翌28日、八木誠会長が06年から受け取っていたことを認めた。関電幹部の11年以前の受け取りが明らかになるのは、豊松氏で2人目となる。

 豊松氏によると、受け取った…

この記事は有料記事です。残り220文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら