酷暑の男子競歩、4割が脱落 メダリスト「地獄だった」

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遠田寛生
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 陸上の世界選手権は29日、カタールのドーハで第3日が行われる。酷暑は3日連続で続く見込みで、国際陸連は、午後11時30分開始予定だった女子20キロ競歩の開始時間を29分遅らせると発表した。この日も深夜は気温30度台で湿度も高い見通しで、出場選手の体調を考慮した判断だという。

 第2日の28日深夜には、男女の50キロ競歩が行われた。公式記録によると、レースが開始した午後11時半の気象は、気温31度、湿度74%。終了した29日午前4時35分でも気温30度、湿度70%とほぼ変わらず、第1日の女子マラソンに続き、レースを通して蒸し暑さが選手を苦しめた。失格者3人を含め、スタートした45人中、前回大会(ロンドン)覇者で世界記録保持者のヨアン・ディニ(フランス)ら、4割近い17人がフィニッシュできなかった。

 それでも表彰台に立った3人…

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