岡山)ブドウ畑は荒れたまま 「豪雨後、時間止まった」
片岡聡一市長が無投票で4選を決めた総社市。昨年7月の西日本豪雨での住宅被害は約1100棟以上に上り、仮設住宅で200人以上が暮らす。「一人ひとりに寄り添って心の復興を目指していきたい」と述べた片岡氏。被災現場を歩くと、深い爪痕がなお広がっていた。
総社市の中央付近に位置し、高梁川の南に広がる福谷地区。昨夏、氾濫(はんらん)した川からの水が流れ込み、なぎ倒されたブドウのビニールハウスが、今も手つかずのまま横たわっていた。背丈以上に草が生い茂っている。
「ここは時間が止まっているような感じ」。10年以上、ここでブドウを栽培する狩屋義雄さん(72)は肩を落とす。ブドウ畑は約25アールあり、被害額は数百万円に上るという。
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豪雨直後、高台にある自宅か…
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