山梨の女児不明、陸自が捜索終了 手がかり見つからず

野口憲太
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 山梨県道志村の椿荘(つばきそう)オートキャンプ場で21日から行方不明になっている千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)について、陸上自衛隊は28日正午、捜索活動を終えた。派遣を要請した村が「捜索し尽くした」として撤収を要請した。警察や消防は29日も捜索を続ける。

 28日で行方不明から1週間がたった。小倉さんは家族や友人ら約30人と2泊3日の予定で訪れ、21日午後3時40分ごろ、1人でテントを出たまま行方がわかっていない。

 陸自は25日から捜索活動に参加。4日間で延べ643人を投入し、東西約6キロの範囲にある斜面や沢などを捜索した。小倉さんが遊んでいたキャンプ場裏手の林道沿いなど、同じ場所を繰り返し捜したが手がかりは見つかっていない。

 第1特科隊の両角寿副隊長は「やるべき捜索はしたが、発見には至らなかった」と述べた。

 現場では27日午後2時ごろ、20代の捜索ボランティアを名乗る男性から「がけから落ち、けがをした」と110番通報があった。その後、連絡が取れなくなっており、県警は男性の捜索も続ける。(野口憲太)

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