輝き取り戻したリーチ主将 受け入れたW杯初の先発落ち

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能田英二
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(28日 ラグビーW杯 日本19―12アイルランド)

 途中出場の機会は突然、巡ってきた。主将のリーチは前半30分、ナンバー8マフィの負傷により、ピッチに立った。「インパクトを残すことを意識した。ボールキャリー(突進)でもタックルでも、ガンガン行こうと覚悟を決めた」。11本のタックル全てを成功。開幕戦の不振がウソのように、輝きを取り戻した。

 W杯3大会目、10戦目にして、初めて先発から外れた。ジョセフヘッドコーチ(HC)との1対1の面談で「今週(アイルランド戦)、出ないぞと。どストレートに言われた」。開幕のロシア戦で納得がいくプレーができなかったから、指揮官の決断を素直に受け入れた。

 ただ、積極的な姿勢だけは崩さないと心に決めた。アクシデントで得た出番。思いをプレーで示す。攻守ともぐいぐいと前へ出て、3―12と劣勢だったチームに推進力を与えた。世界的な名将として知られるアイルランドのシュミット監督の敗戦の弁は象徴的だ。「途中出場のリーチが(チームの)価値を高めた」

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 精神面でも、リーチは周囲を…

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