路線バス「緊急事態発生」救命ボタン押すと50mで停車

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佐藤英彬
【動画】ドライバー異常時対応システムを備えた名鉄バスの最新車両
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 東海地方の路線バスで、運転手が意識を失うなどの緊急事態が起きた場合、乗客がすぐに停車させられる装置を付けた車両が増えている。名鉄バス名古屋市)は9月下旬から名古屋市内の路線で導入を始めた。

 名鉄バスの最新車両には、運転席と運転席後ろの握り棒の2カ所に非常ボタンがある。押すと、警報音とともに「緊急停車します。ご注意ください」とのアナウンスが日本語と英語で交互に流れる。約3秒後、クラクションが鳴りながらブレーキがかかり、最終的にエンジンが停止する。制動距離は路面状態にもよるが、時速40キロで走っていた場合、ボタンを押した地点から約50メートル先で停車するという。

 非常事態を車外にも知らせるよう、車体の前後と側面の行き先表示に「緊急事態発生 警察へ通報して下さい」とも表示される。いたずら防止のために、解除する機能もある。

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 こうした装置は「ドライバー…

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