群馬)八ツ場ダム 10月1日にも試験貯水開始

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丹野宗丈
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 国が来春の完成を予定する八ツ場(やんば)ダム群馬県長野原町)の試験貯水を、最短で10月1日にも始める可能性があると、国土交通省八ツ場ダム工事事務所が27日明らかにした。これまで地元に対して「10月初め」と説明していた。ダム湖の湖底となる水没予定地への一般向けバスツアーは、29日で終了。所々の橋や道路が水没前の姿を残していたが、間もなく湖底に沈む。

 同事務所によると、開始日はダム上流域の天候や吾妻川の流量により判断する。ダム本体中央下のゲートを閉じ、吾妻川をせき止める。3~4カ月で最高水位の標高583メートルまで水をため、その後、原則1日1メートル弱ずつ水を抜き、最低水位の同536メートルまで下げる。半年間で、ダム本体の強度や、基礎地盤とダム湖周辺の斜面の安全性などを確認するという。

 試験貯水の開始日は決まり次第、地元住民にチラシを配布して知らせる予定。

 奈良県川上村の大滝ダムでは…

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