大分)広がるムスリムフレンドリー 民間団体が店舗認証
小林圭
宗教上の理由で食べられるものに制限があるムスリム(イスラム教徒)に、飲食店などが可能な範囲で対応する「ムスリムフレンドリー」が広がっている。開催中のラグビーワールドカップや来年の東京五輪・パラリンピックをきっかけに、ムスリム観光客の増加が見込まれる大分県内でも対応が始まっている。
ムスリムが口にする食材は、豚肉やアルコールなどが禁止されている戒律に沿ったハラルでなければならない。だが、国内ではほとんどの飲食店でメニューにハラルであるかの表示はない。訪日したムスリムは持参したものしか食べられないといった問題が起きている。
ただ、ハラル認証の取得には多くの基準を満たす必要がある。ハラル専門ではない飲食店では、ハラルとそれ以外の食材で保管場所や調理道具、食器まで分けることが求められる場合もある。厳密な対応は難しく、ムスリムのニーズにあった食品提供には高いハードルがある。
そこで、厳密でなくても「ム…
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