通報時に妻「痛い痛い」、遺体そばに子機 茨城の殺傷

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 茨城県境町で会社員小林光則さん(48)とパート従業員の妻美和さん(50)が殺害された事件で、美和さんは通報中に切りつけられたとみられることが、捜査関係者への取材でわかった。2人の傷は深く、県警は犯人が強い殺意をもって襲ったとみている。ただし現場が孤立したような場所にあって目撃証言などは乏しく、犯人像は絞り切れていない。

 県警によると、23日午前0時40分ごろに110番通報があった。美和さんは「助けて」と話すと同時に「痛い痛い」と繰り返し、警察官と1分間ほどやり取りした後に電話が切れた。折り返しの電話には出なかったという。2階で見つかった遺体のそばには、通報に使ったとみられる固定電話の子機が落ちており、通報後すぐに殺害されたとみられる。

 美和さんは首に複数の切り傷などがあり、光則さんも胸や首などに多数の切り傷や刺し傷があった。2人の手には刃物を防ごうとした際につく傷があった。

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