徳島)大鳴門橋の自転車道計画が前進 実験で安全性確認
佐藤祐生
「鳴門の渦潮」の上を走るサイクリング道の計画が一歩前進した。大鳴門橋(全長1629メートル)への自転車道新設について、安全性や安定性に影響がないことを、徳島、兵庫県が模型を使った実験や構造解析で確認した。両県は今後、実現に向けて配置計画や設計に取り組む。
大鳴門橋は1985年6月に開通。自動車道(上層)と、将来の四国新幹線整備を見据えた線路敷設用の鉄道橋(下層)の2層構造だが、下層は現在、徳島県側の一部が渦潮観光の遊歩道「渦の道」として利用されているだけだ。
近年のサイクリングブームに合わせて、鳴門市と兵庫県南あわじ市、香川県東かがわ市は2017年に3市を結ぶサイクリングコースを設定した。ただ、大鳴門橋は自転車で走れないため、高速バスなどで移動する必要があった。
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徳島、兵庫両県は昨年5月か…
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