京アニ放火、悲しさや悔しさスケッチに 地元の小中学生

有料記事京アニ放火

紙谷あかり
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 35人が亡くなり、35人が負傷した京都アニメーション第1スタジオの放火殺人事件は、夏休み目前の7月18日に起きた。こんな悲しいことがあったのをいつまでも忘れない――。京都府内の小中学生3人が、夏休みに京アニのスケッチを描いたり、自由研究にまとめたりした。

 被害を受けた京都アニメーション第1スタジオの建物を、京アニ本社がある京都府宇治市に住む市立宇治中学校1年の山下未結(みゆ)さん(13)と横道早喜(さき)さん(13)が、夏休みにスケッチした。理不尽な事件を風化させず、京アニを応援していきたい、との気持ちを絵に込めた。

 事件から1カ月になる8月18日、山下さんは家族と献花に現場を訪れた。目に入ったスタジオの被害は想像以上にひどかった。「こんなことはあってはいけない。ずっと忘れないように」。思いついたのは、建物の姿を得意な絵で残すことだった。帰宅後、アニメ好きの友だちで、美術部員の横道さんを誘った。

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 2人は見続けていたアニメが…

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