トランプ政権、イラン中央銀行に制裁 石油施設攻撃受け

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ワシントン=渡辺丘
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 トランプ米政権は20日、イランの中央銀行と政府系の基金に経済制裁を科したと発表した。サウジアラビアの石油施設が攻撃された問題を受けた対抗措置の一環とみられる。イランは関与を全面否定しており、米国とイランの緊張がさらに高まるのは確実だ。

 トランプ大統領は記者団に「最高レベルの制裁になる」と述べた。ムニューシン財務長官は「(同銀行は)イランの最後の資金源だ。我々は最大限の圧力をかけ続ける」とし、イランの精鋭部隊・革命防衛隊やテロ組織への資金源を断つ意味があると強調した。

 イランは、米国が一方的に離脱した核合意を巡り、英独仏などと交渉してきた。フランスが主導するイランへの150億ドル(約1兆6200億円)に上る融資枠を設定する金融支援策で詰めの交渉を進めていたが、これを封じ込める狙いもあるとみられる。

 トランプ氏はまた、イランに…

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