群馬)相次ぐ落書きや窃盗、碓氷峠の鉄道遺産保護で課題

有料記事

森岡航平
[PR]

 群馬県安中市松井田町にある国の重要文化財「旧碓氷峠鉄道施設」のトンネルで5月、落書きの被害が見つかった。2月には近くのJR信越線廃線区間でレールが切断される被害もあった。人の目が届きにくい山間部にある鉄道遺産だけに、市は対策の難しさに頭を悩ませている。

 落書きが見つかったのは「第17隧道(ずいどう)」と呼ばれる長さ約175メートルのれんが造りのトンネル。東側入り口付近の左右の壁面に、人の顔やアルファベットが、水色やピンクのスプレー塗料のようなもので書かれていた。市は文化庁の指導を受けて、7月下旬から約1カ月かけて落書きを消す修復作業をした。

 また市は安中署に被害届を提出。署は文化財保護法違反の疑いで捜査しているが、今まで検挙には至っていない。

ここから続き

 現場は国道18号(旧道)か…

この記事は有料記事です。残り809文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら