かんぽの保険販売再開に再延期論 「見切り発車」に批判

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新宅あゆみ 藤田知也
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 かんぽ生命保険の不適切販売問題で、10月に予定される保険営業の再開について、日本郵政グループが再延期の可能性も含め最終的な検討に入った。顧客対応や原因究明が道半ばでの再開に批判が続出し、総務省金融庁でも懸念の声が出ている。こうした状況を受け、ぎりぎりの調整が月末まで続きそうだ。

 保険商品の不適切販売が大量に発覚したことを受け、かんぽ生命と日本郵便は7月中旬から積極的な営業を控えてきた。当初は9月に再開する方針だったが、不適切な疑いのある契約が18万件を超え、調査にも時間がかかるため、再開時期は「10月から段階的に」と延期していた。

 ここへきて「再延期論」が浮上するきっかけの一つは、今月11日の内閣改造で総務相高市早苗氏が再登板したことだ。

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 高市氏が就任直後に一連の問…

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