三重)川上ダム 堤体の建設スタート
中田和宏
独立行政法人水資源機構が建設する川上ダム(三重県伊賀市)で20日、堤体の建設をスタートする「コンクリート初打設式」が開かれた。1967年に建設計画が持ち上がってから52年。曲折を経た事業は、2022年度の完成をめざして、いよいよ水をせき止めるダム本体の建設工事に入った。
川上ダムは、木津川支流の川上川、前深瀬川の合流地点に建設する重力式コンクリートダム。流域の治水と伊賀市の利水が目的で、完成時の堤高84メートルは宮川ダム(大台町)に次ぎ県内2番目の高さになる。
総貯水量は3100万立方メートル。総事業費1180億円のうち、今年度分を含めると、792億円が投入されている。
初打設式には、水資源機構の…
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