愛知)ひきこもりの男性が屋台 押井監督との出会い転機

有料記事

松永佳伸
[PR]

 中学2年で不登校になり、8年間、家にひきこもっていた男性がこの夏、屋台を始めた。名古屋市守山区の鬼頭信さん(31)。自家製の野菜などを使った料理とこだわりのお酒が売りだ。「他人が怖かった」という鬼頭さんは、やっとみつけた自分の居場所で客との会話を楽しんでいる。

 9月12日午後6時半すぎ。北名古屋市法成寺にある喫茶店の駐車場に、軽トラックの荷台を改造した屋台の明かりがともった。

 6月に鬼頭さんが知人と2人で始めた「モバイルバー key to」。カウンターには椅子が5脚。ピーマンのチーズわさびあえ、カボチャとナスのオイスターバター炒め、ジェノベーゼのパスタといった日替わりのメニューが並ぶ。使っている野菜の一部は父親と祖母が栽培した自家製だ。

ここから続き

 訪れた女性客2人に鬼頭さん…

この記事は有料記事です。残り820文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら