「気候危機、行動を」 16歳環境活動家、米議会で訴え
ワシントン=香取啓介
温暖化対策を訴えるための「学校ストライキ」を最初に始めたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)が18日、米連邦議会下院の公聴会に招かれた。冒頭声明の代わりに国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書を提出。「私の声は聞かないで。科学者の声に耳を傾けて」と訴えた。
グレタさんは昨年8月にスウェーデンの国会前で一人で学校ストを始めた。運動は世界に広がり、欧州議会でも演説している。23日に開かれる国連気候行動サミットに参加するために渡米。温室効果ガスの排出を減らすため、飛行機ではなくヨットで大西洋を越えた。
公聴会には米国で環境活動を行う若者とともに出席。「普通の人は、気候危機がどれほど深刻か知らない。科学のもとに連帯し、行動を取って欲しい」と述べた。
共和党のグレーブス議員は…
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