野党統一会派結成で合意 立憲・国民・社保、衆参で合流

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 立憲民主、国民民主両党と衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)の代表が19日、国会内で会談し、10月召集される予定の臨時国会前に統一会派を結成することで合意した。衆院117人、参院61人の規模で、衆院では第2次安倍政権発足以降、最大の野党会派となる。

 会談には立憲の枝野幸男、国民の玉木雄一郎両代表、社保代表の野田佳彦前首相が出席。会談後、枝野氏は記者団に「(与党の)国会運営が悪質度を増している。経験・知見のあるメンバーが連携連帯を強くして、今までよりも何倍も力強く国会論戦に臨める」と意義を語った。

 会派は、国会での活動を共にするグループ。会派の議員数は、委員会の議員数の枠や質問時間の配分の根拠となる。同じ会派に属する議員は基本的に、法案の賛否をそろえる。3党派は一つの会派になることで、質問の重複を避けて戦略的な追及ができるようになったり、対与党の交渉力も上積みできたりすると見込んでいる。

 3党派幹部による会派運営協議会も開かれ、衆院の会派名を「立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム」に決めた。社民党が参加する参院は「立憲・国民.新緑風会・社民」。

 統一会派は次の衆院選での共闘に向け、結束を図る狙いもある。合意を受けて、安住淳・元財務相ら立憲会派に入っている無所属衆院議員3人が、同日付で立憲に入党した。

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