森田知事、首相と会談 激甚災害の指定「信じている」

台風15号支援通信

古賀大己 安倍龍太郎
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 台風15号の影響で千葉県内を中心に大規模停電や農作物被害が出ている問題で、同県の森田健作知事は18日、安倍晋三首相と会談し、激甚災害への早期の指定を求めた。首相との面会後、森田知事は記者団に対し「非常に前向きな話をいただいた。指定いただけるものと信じている」と話した。

 千葉県内では、重軽傷者89人、家屋の被害は6千戸を超え、さらに被害は拡大する見通しだ。激甚災害に指定されると自治体が行う復旧事業の国庫補助が引き上げられる。菅義偉官房長官は同日の記者会見で、激甚災害指定の可能性について、「被害状況についてまず迅速に調査を行っている段階だ」と述べるにとどめた。

 また、菅氏は同日午後、台風の影響で護岸が計1200メートルにわたって損壊した横浜市金沢区臨海部を視察した。地区では海水が産業団地に流れ込み、金属加工工場や倉庫など約400社、約750棟に浸水被害が発生した。

 菅氏は視察後、「政府としては被災現場に寄り添い、できることはすべて行う」と述べ、被災事業者に対し、国と神奈川県が連携して速やかに補助金を出す考えを示した。(古賀大己、安倍龍太郎)

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