転覆のサンマ漁船から心肺停止の男性1人発見 北海道沖

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 北海道根室市納沙布岬沖でサンマ棒受け網漁船「第65慶栄丸」(29トン)が転覆した事故で、第1管区海上保安本部は18日、転覆した船体の操舵(そうだ)室から心肺停止の男性1人を発見したと発表した。行方不明になっている8人の乗組員のうちの1人の可能性があるとみて調べている。

 海保によると、18日午後1時45分ごろ、巡視船「えりも」の潜水士が船体から男性を見つけ収容した。船内は漁具や家電製品が散乱し捜索が難航。他の乗組員は見つかっていない。付近の海上では18日朝に救命いかだも回収されたが、人はいなかった。慶栄丸は転覆している状態が見つかった地点からさらに東北東に45キロの場所を漂流しているという。

 19日は朝から巡視船「そうや」で現場入りする特殊救難隊員6人が船内の捜索にあたるほか、海保や海上自衛隊の航空機も上空から捜索する。

 慶栄丸の船主で乗組員の1人…

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