神奈川)ルワンダで義肢作り 県出身の女性の活動が本に

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岩堀滋
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 アフリカ中部ルワンダで義肢(義足や義手)を作り、障害者に配布する活動を続けている神奈川県茅ケ崎市出身のルダシングワ真美さん(56、旧姓吉田)の取り組みを紹介する本が出版された。著者は同市在住でライター・脚本家の松島恵利子さん(55)。苦労を重ねながら義肢作りを続ける姿を通じて、あきらめずに挑戦することの大事さを感じてほしいという。

 ルワンダでは1950年代後半から、ベルギーの植民地政策で民族が分断させられ、民族間対立が激化。94年には100万人以上の犠牲者が出たとされる大虐殺が起き、手足を切断されるなどして多くの人が障害者になった。真美さんは夫ガテラ・ルダシングワ・エマニュエルさん(64)と97年に首都キガリ近郊で義肢装具製作所を開設。NGOを立ち上げ、現在に至る。

 製作所では、義手や義足のほか、痛みやまひなどが生じた部位に症状軽減などのために装着する器具(装具)を作り、ルワンダ国内で原則として無料で配布している。活動資金は日本国内からの寄付のほか、製作所の敷地内で運営するレストランやゲストハウスからの利益などで賄っている。ガテラさんも幼少時の医療ミスで右足に障害があり、装具をつける障害者だ。

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