イスラエル総選挙、与野党とも過半数厳しく
エルサレム=高野遼
イスラエルの総選挙(定数120)が17日、投開票された。5期目を狙うネタニヤフ首相は連立による政権維持を目指すが、出口調査によると右派・宗教政党を合わせても過半数には届かない見込みだ。一方、野党側も過半数を得る勢力は築けておらず、政権の行方は今後の連立交渉に委ねられる見通しとなった。
報道各社の出口調査によると、ネタニヤフ氏率いる与党の右派「リクード」は30~32議席を獲得する見込み。連立相手に想定する右派や宗教政党を合わせると、53~55議席となり、過半数に届かない見通し。一方、最大野党の中道「青と白」は32議席前後で、第1党をうかがう勢い。ただ、野党各党でも政策に違いがあり、過半数に届く統一勢力にはならない見込みだ。
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ネタニヤフ氏は4月の総選挙…
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