日本刀や扇子も 我が街PR ラグビーW杯選手へ特産品

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荻野好弘 高原敦 板倉吉延
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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の各国代表キャンプ地が、地元の特産品や特注の贈り物で選手たちをもてなしている。世界の注目を集める選手たちの手に取ってもらい、わがまちをさりげなくPRするのが狙いだ。

 ジョージア代表の公認キャンプ地・名古屋市は18日のウェルカムセレモニーで、選手らに「名古屋扇子」を58本贈った。同市西区の老舗「末廣堂」が製作した。素材に竹や和紙などが使われ、長さ約27センチ、広げた幅は約43センチ。「八」を丸で囲んだ名古屋市章や名古屋城がデザインされたカラフルな特注品で、選手らの表情が和らいだ。

 名古屋は京都と並ぶ扇子の産地とされる。同社によると名古屋扇子は18世紀半ばごろの宝暦年間(1751~1764)に京都から移住してきた職人によって作られ始めた。明治以降に中国や朝鮮半島、戦後は欧米にも輸出された。同社では今も職人が手作りしているという。吉見昌久・市スポーツ振興課長は「日本らしいお土産で、荷物にならず、後に残るものを考えた」。持ち帰ってからインテリアとして使えるように、飾り台も添えた。

素材は出場国にあわせて

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