岡山)戦国の山城、多彩な防御で要塞化 倉敷・南山城跡

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菅野みゆき
【動画】発掘調査がほぼ終了した岡山県倉敷市の「南山城跡」=菅野みゆき撮影
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 倉敷市真備町と船穂町にまたがる南山(みなみやま)城跡が、多彩な防御施設を巡らせ要塞(ようさい)化されていた様子が県古代吉備文化財センターの発掘調査で明らかになった。調査は小田川と高梁川の合流点付け替え工事に伴い2017年に始まったが、西日本豪雨を受け工期を10年から5年に短縮。城跡周辺の山は間もなく削られ、姿を消す。

 高梁川と小田川の合流地点を見下ろす、標高約67メートルの小高い丘にある戦国時代の山城・南山城。中世の山陽道に近く、交通の要所に築かれた重要な城だったと考えられている。

 南山城跡は約110メートル四方。同センターによると城の構造や出土品から、戦国末期に築かれたとみられるという。

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 南側を登ると目につくのは…

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