山梨)山梨県警初 女性山岳救助隊員の千野真実さん

有料記事

玉木祥子
[PR]

 山梨県警で初めて、そして唯一の女性の山岳救助隊員だ。大学で登山の楽しさに目覚め、国内外の山々を登った。南アルプス署の管内には国内2位の高峰、北岳など数多くの山があり、山岳遭難の発生件数は県内12署で最多。希望した職場で厳しい訓練に励む。

 昨春、県警に採用されたばかり。警察学校、交番勤務を経て、今年4月に山岳救助隊員に任命された。「自分が女性だからこそ、安心してもらえるように寄り添いたい」。先駆者としての自覚は強い。

 甲府市出身。幼い頃から漠然と「かっこいい」と警察官に憧れていた。小学校から高校までは硬式テニス一筋。練習がない日は、トレーニングとして友人と乾徳山(けんとくさん)や日向山などに登った。当時は「体力作り」が一番の目的だった。

ここから続き

 都内の大学に進学して時間が…

この記事は有料記事です。残り854文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら