和風豚骨のスガキヤ、「豚なし」でインドネシアに挑む

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石塚大樹
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 ラーメン店「スガキヤ」(名古屋市)が昨年、インドネシアに出店し海外展開を加速させている。その狙いとは。同店を運営する「スガキコシステムズ」の菅木寿一常務に話を聞いた。

 ――昨年5月、ラーメン店スガキヤがインドネシアへ出店しました。海外進出は1995年の台湾以来2カ所目、東南アジアでは初めてです。

 「成長著しい東南アジア市場に魅力を感じ出店を決めました。現在はジャカルタ市内のショッピングセンターなどに4店を出しています。日本と同様、ラーメンに加えてソフトクリームやクリームぜんざいも人気です。揚げギョーザや揚げたこ焼きなど日本にはないメニューも用意しました。女性客が多いのが特徴です」

 ――豚肉を口にしないイスラム教徒のために、鶏肉を使ったチャーシューやスープを開発しました。

 「日本では和風豚骨ラーメンを作ってきました。ただインドネシアでは、豚を扱う店に行きたくないという人が多く、断腸の思いであきらめました。スガキヤのラーメンの特徴であるマイルドさ、口当たりの良さを再現するため、2年かけて開発しました。ハラル認証も取得しています」

 ――現地ではラーメン1杯約210円、ソフトクリームも約50円で提供しています。

 「日本では、ラーメンは1杯…

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