神奈川)「悶絶」から「美臭」まで60種体感 におい展
岩本修弥
「悶絶(もんぜつ)」から「美臭」まで様々なにおいを体感できる「におい展」が14日、横浜市西区のマークイズみなとみらいで始まった。香水の原料や虫、くさややドリアンなど約60種類の「におい」を展示。来場者は鼻いっぱいににおいを吸い込み、顔をしかめたり、声をあげたりしながら、強烈な刺激臭やさわやかな香りを楽しんでいた。
臭いことで有名な臭豆腐やドリアン、くさや。それぞれの個室に分けて、ケースに入れた状態で展示されていた。それでも、外にまで漏れる独特のにおいに子どもたちからは悲鳴が上がった。ドリアンのにおいを嗅いだ横浜市神奈川区の小学5年、亘理心(ここ)さんは「ちょっと甘いけど、くさーい」と笑顔を見せた。
最も悲鳴が大きかったのは、スウェーデンなどで生産されている缶詰「シュールストレミング」。発酵した塩漬けニシンの缶詰の強烈なにおいに、思わず顔をしかめる人が相次いだ。横浜市南区の会社員、阿崎誠さん(44)は「爪の間に挟まったゴミのような臭さ」と表現した。
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