ハカでつながる絆 オールブラックスの象徴が持つ歴史
菅沼遼
20日開幕のラグビー・ワールドカップ日本大会には、様々な歴史や期待を背負ったチーム、選手が集う。2日目の21日に登場するのが、大会2連覇中のラグビー大国、ニュージーランドだ。
漆黒のジャージーを着たニュージーランド(NZ)代表、オールブラックスの選手たちが、目を見開き、叫び、体をたたいて相手を威嚇する。「カ・マテ(私は死ぬ)」「カ・オラ(私は生きる)」
NZの先住民マオリの伝統の踊り、ハカ。
「祖先とつながるため」
「踊る時の感覚を説明するのは難しい。魂が足から体の中を通るような独特な感じがして、全身に鳥肌が立つ」。マオリの血を引き、ハカをかけ声で先導するSHペレナラは語る。「チームメートと兄弟になり、つながる。そして、自分たちが立っている土地、祖先とつながるためにやるんだ」
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NZ南部のダニーデンにある…
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