ハカでつながる絆 オールブラックスの象徴が持つ歴史

有料記事

菅沼遼
[PR]

 20日開幕のラグビー・ワールドカップ日本大会には、様々な歴史や期待を背負ったチーム、選手が集う。2日目の21日に登場するのが、大会2連覇中のラグビー大国、ニュージーランドだ。

 漆黒のジャージーを着たニュージーランド(NZ)代表、オールブラックスの選手たちが、目を見開き、叫び、体をたたいて相手を威嚇する。「カ・マテ(私は死ぬ)」「カ・オラ(私は生きる)」

 NZの先住民マオリの伝統の踊り、ハカ。

「祖先とつながるため」

 「踊る時の感覚を説明するのは難しい。魂が足から体の中を通るような独特な感じがして、全身に鳥肌が立つ」。マオリの血を引き、ハカをかけ声で先導するSHペレナラは語る。「チームメートと兄弟になり、つながる。そして、自分たちが立っている土地、祖先とつながるためにやるんだ」

ここから続き

 NZ南部のダニーデンにある…

この記事は有料記事です。残り774文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら