阪神・メッセンジャーが今季引退 来日10年、トラ一筋

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松沢憲司
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 プロ野球阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が今季限りで引退することになった。来日10年目で、通算98勝(84敗)。米国出身の剛腕投手は昨年4月、国内フリーエージェント(FA)権を取得していた。足かけ9年、今季からは登録上、日本人選手と同じ扱いを手にした史上9人目の選手だった。

 プロ野球の公式戦では、外国人選手は最大4人しか出場選手登録できない。だが例外があり、野球協約で「選手契約締結以後、(中略)フリーエージェント(FA)資格を取得した者」は、取得の翌シーズンから外国人枠を外れる。いわゆる助っ人外国人選手がこの権利を得るには、1軍登録日数が8年(1年は145日)に到達しなければならない。

 この規定が始まったのは1996年。適用の第1号は、前年に国内FA権を取得していた投手の郭泰源(西)だった。台湾から来日し、西武一筋13年で117勝(68敗)の成績を残し、97年を最後に引退した。昨年4月に権利を取得したメッセンジャーも「トラ一筋」。数え切れない外国人選手の中でも、国内FA権を取得してキャリアを終えるまで1球団にしか所属しなかったのは、郭以来2人目だ。

 メッセンジャーは、大リーグ

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