ハブは食べてよし、見せてよし 名ハンターが語った魅力

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伊藤和行
【動画】「ハブ捕り名人に教わるハブの食べ方」=伊藤和行撮影
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コラム南風

 沖縄で恐れられる毒蛇のハブ。あちこちに「ハブ注意」の看板があるが、記者はその姿を見たことがなかった。沖縄本島北部の名護市の山中で、ハブを飼育・展示し、食べさせてくれる人がいると聴き、訪ねてみた。

 亜熱帯の森の中を車で進む。「ハブメインテーマパーク」というのぼり旗が見えた。携帯電話は圏外になっていた。迎えてくれたのは、ハブを捕って30年超の真喜志(まきし)康弘さん(62)。年間約1300匹を捕るという名人だ。

 2年前に祖母の土地約4千坪を購入し、遊歩道やハブの写真館を造った。常時40~50匹を飼育、展示している。ハブ酒用に酒屋には1匹約6千円で売れるのだとか。テーマパークは現在、遊歩道の整備のため閉園しており、年明けに再開する予定だ。

 その場でハブの調理が始まった。体長約80センチのヒメハブの首を切る。「触ったら危ないよ」。シンクに転がった頭部に近づくと注意された。切断後も約10分間は動き、かみつくことがあるという。

 ぶつ切りにした胴体を、機械…

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