ソフトバンクグループ(SBG)傘下のヤフーは12日、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ)を子会社化すると発表した。ZOZOに対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、過半数の株式取得をめざす。両者は資本・業務提携を結び、買収額は4千億円規模になる見込み。ヤフーはネット通販を強化しており、若者に人気のゾゾタウンを取り込んで顧客層の拡大を狙う。ZOZO創業者の前沢友作社長(43)は同日付で社長を退任し、後任に沢田宏太郎取締役(48)が就いた。
ヤフーによるZOZO株のTOB開始は10月上旬になる予定。1株あたり2620円で、発行済み株式の50・1%を上限に買い付ける。買い付け総額は4007億円になる見込み。前沢氏はZOZOの発行済み株式の約37%を持つが、その大半にあたる約30%を売却し、経営権を手放す。ZOZOはTOB後も東証1部への上場を維持する方向だ。
ヤフーは今秋にも、新たなネ…
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