元ハンセン病患者、小学生に差別語る 家族と離れた8年

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山下周平
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 ハンセン病への偏見や差別について知ってもらおうと、元患者の男性が12日、岐阜県高山市の市立新宮小学校で5、6年生に自身の体験を語った。現在も様々な差別があることに触れ、偏見のない社会を呼びかけた。

 鹿児島県出身の元患者、川辺嘉光さん(77)が自身や家族が受けた差別の体験を話した。同小ではこれまでもたびたび講話をしている。

 川辺さんは小学5年のころ発症し、6年の時、療養所に入所。父も患者だったため、母や妹たちは差別を受けたという。「一日も早く退所したいと思った」が、家族と離れた生活を8年も送った。

 川辺さんは東京電力福島第一…

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