3カ月の長男揺さぶり脳に障害 初公判で母親は否認

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松山紫乃
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 生後3カ月の長男(3)を揺さぶり、脳に重い障害を負わせたとして傷害罪に問われた母親の浅野明音(あかね)被告(25)=岐阜県=の初公判が12日、岐阜地裁(出口博章裁判長)であった。浅野被告は起訴内容を「全て争います」と否認。弁護側は「被告人は長男に対し、揺さぶるなどの暴行は一切加えていない」と無罪を主張した。

 起訴状などによると、浅野被告は2016年5月24日午前11時45分~午後4時30分ごろ、自宅で長男を激しく揺さぶり、回復の見込みのない急性硬膜下血腫などのけがを負わせたとされる。現在も長男は自発呼吸ができず、入院中だという。

 検察側は冒頭陳述で「長男に対し、体を激しく揺さぶるなどの暴行を加えた」と主張。弁護側は「長男には、乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)と診断される兆候が見られるが、低位落下や転倒でも生じるため、過去に2回ソファから転落したことと矛盾しない」と主張した。

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 浅野被告が長男への傷害容疑…

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