部屋は30度超、水なし 「蒸し風呂」で夫は亡くなった

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福冨旅史
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 台風15号が直撃した千葉県では、停電や断水が続き、エアコンが使えず水不足の中、熱中症とみられる症状で少なくとも2人が亡くなった。

 その一人、市原市岩崎2丁目の大浜芳満さん(66)宅が停電したのは、県内に台風が到来した9日未明。妻ウノさん(49)によると、クーラーや水道が全く使えなくなった。

 芳満さんは心筋梗塞(こうそく)を患い、約10年前にバイパス手術を受けた。体が弱く、隣で経営するホテルの事務所で留守番をしながら通院と服薬を続けていた。

【動画】台風15号の通過からまる2日たっても、千葉県では事態が収束するめどがたっていない=西村正志撮影

 「食欲がない」。9日朝、芳…

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