周辺サービス拡充も、進化はマイナー? 新iPhone

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クパティーノ=尾形聡彦
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 米アップルは10日、主力商品のiPhone(アイフォーン)で「11(イレブン)・プロ」など新3機種を発表した。カメラを増やし、写真の機能を高めたのが特徴だ。ただ「マイナーチェンジ」の感は否めず、周辺機器やサービスの拡充を通じてユーザーを囲い込む姿勢も鮮明になった。

 「11・プロはこれまでで最もパワフルで、進化したiPhoneだ」

 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は10日朝、お決まりの文句で、新商品の性能の高さを強調した。11・プロ(米国999ドル~、日本税抜き10万6800円~)の背面のカメラは三つ。二つだった昨年発売の「XS(テンエス)」から増やし、望遠や広角の機能が強化された。

 ただ、スマートフォンのカメラの「3眼」は、世界市場でのライバルの韓国・サムスン電子や、中国・ファーウェイの主力機種では、すでに定番だ。

 10日発表の新製品ではカメラの数を増やし、搭載するチップを最新版にした以外に目立った変化はなく、「5G対応」などのより大きな進化は来年以降に持ち越した形になった。

■「値ごろ感」協調戦略へ切り…

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