月着陸をめざしたインド 探査機との交信が途絶える

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石倉徹也
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いちからわかる

 Q インドが月への着陸に挑んだんだって?

 A 月探査機の「チャンドラヤーン2号」だね。チャンドラヤーンはサンスクリット語で「月の乗り物」の意味で、7月に打ち上げられた。今月7日、月の南極への着陸を目指して高度約2キロまで降りたけど、残念ながら交信が途絶えた。成功すれば旧ソ連(ロシア)と米国、中国に次ぐ4カ国目になるはずだった。

 Q 着陸は難しいの?

 A 地球の6分の1とは言え、それなりに大きな重力がある月への着陸は難しい。また、大気もないため、大気のある火星のようにパラシュートで減速もできない。エンジンの噴射だけで速度を落としたり、機体を制御したりするしかなく、今年4月にはイスラエルの探査機も着陸に失敗して月面に激突したよ。

 Q どうして月の南極をめざしたの?

 A 月の南極や北極のクレー…

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