内閣安定の要=よく会う人? 首相動静から見る改造人事

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松山尚幹 野平悠一
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 安倍晋三首相は11日、内閣改造を行う。首相は「安定と挑戦の布陣」を掲げ、政権の骨格は維持する構えだ。2018年10月2日の現内閣の発足から11カ月余り。首相と各閣僚の面会数から首相が示す「安定」とは何か探った。

 首相の訪問先や面会者を記録している朝日新聞の「首相動静」から、閣議や会議を除いた首相との面会、食事などの同席の回数を調べた。

 最多は麻生太郎副総理兼財務相で71回。茂木敏充経済再生相が53回で2位となり、39回の菅義偉官房長官、36回の河野太郎外相、35回の世耕弘成経済産業相と続いた。

 麻生氏は12年末の第2次安倍政権発足以降、菅氏とともに一貫して政権を支える首相の盟友だ。首相官邸での面会では、多くの閣僚が参加する会議後に残って1対1になるケースが多い。同席の財務省幹部を先に帰し、1対1の時間をつくったことも10回あった。

 岸田文雄自民党政調会長と並…

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