原爆爆心地を結ぶ中間点に「被爆樹木」 福岡で植樹へ

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小浦雅和
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 広島、長崎両市の原爆爆心地を結んだ直線の中間点にある福岡県上毛町で21日、両市の「被爆樹木」の苗木を植樹する平和記念行事が開かれる。来年創立60周年を迎える広島東南ロータリークラブ(広島市中区)が企画し、町とともに準備を進めてきた。

 両市の爆心地の直線距離は約300キロ。同クラブは、その中間地点を新たな平和活動の拠点にしようと記念事業を計画した。気象庁の協力も得て、上毛町役場付近が中間点だと割り出した。長崎南ロータリークラブ(長崎市)と共同で、被爆後も枯れずにいた両市の樹木の種子や苗から育てた木の植樹を企画した。

 「核兵器廃絶恒久平和の町」の宣言をしている町は昨年4月、両クラブから提案を受けた。坪根秀介町長が両市を訪問して、ともに核廃絶や世界平和に貢献していく考えを伝えた。

 記念植樹の会場には、町が整備を進めている大池公園を選んだ。園内の池の東側に広島の丘、西側に長崎の丘をつくり、中間点を宣言するモニュメントも設置した。

 記念植樹は21日午前10時…

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