高校での政治談議、柴山文科相「適切な行為?」と投稿

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宮崎亮
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 2020年度から始まる大学入学共通テストで導入される英語民間試験について、高校3年生(18)を名乗る投稿者がツイッターで、学校で昼食の時間に「政権の問題をたくさん話した」などと書き込んだことに対し、柴山昌彦文部科学相が「こうした行為は適切でしょうか?」と投稿した。ネットでは「何が悪いのか?」といった批判が相次ぎ、柴山氏は10日の会見で、「高校生の政治談議を規制するつもりはない」などと釈明した。

 発端は6~7日のツイッター上でのやりとり。柴山氏が英語民間試験の実施団体のうち、英検(日本英語検定協会)と協定書を結んだと報告した。この書き込みに対し、高3生と、教師を名乗る投稿者が英検への不満などについて数回やりとりをした。安倍政権に投票しないように周囲に呼びかけるよう高3生に求めた教師に対し、高3生は「私の通う高校では前回の参院選の際も昼食の時間に政治の話をしていたりしていたのできちんと自分で考えて投票してくれると信じています。もちろん今の政権の問題はたくさん話しました。笑」などと応じた。

 柴山氏は8日、高3生の投稿を引用し、「こうした行為は適切でしょうか?」とツイート。高3生は「友達とご飯食べながらこの政権はあそこはダメ、この党はここがダメと話し合うことは高校生はだめなんですか?」などと尋ねたが、柴山氏は回答しなかった。

 書き込みに対し、別の投稿者…

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