逃亡犯条例改正問題をめぐる香港の混乱に絡み、米議会では香港に関する新法を成立させ、中国への圧力を強めようとする超党派の動きが本格化しつつある。止まらぬデモの背後に米国の関与を疑う中国は、香港を米中の通商紛争に巻き込みかねないこの動きに激しく反発している。
「香港に自由を! 法律の成立を!」
8日、在香港の米国総領事館に向かう道を埋めたデモ隊は、星条旗や「SOS」などと書かれた紙などを掲げて、声を上げた。
デモ隊が訴えたのは、米議会で議論されている「香港人権・民主主義法案」の早期成立だ。参加者の男性(27)は「香港の自治を守ってくれる法律をぜひ成立させてほしい」と語った。
米議会の超党派の議員が6月に提出した法案は、香港に約束された「高度な自治」を毎年検証するよう米政府に義務づけるものだ。
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これには中国が、「外部勢力…
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