埼玉で高校生が転落死 走り書き「教育委、大ウソつき」

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堤恭太
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 埼玉県川口市の県立学校1年生の男子生徒が8日に同市内のマンションから転落し、死亡していたことがわかった。生徒は中学時代にいじめを受け、これまでに3回、自殺を図っており、「教育委員会は大ウソつき」などとする遺書とみられる走り書きが残されていた。市教委は3回目の自殺未遂後にいじめを認めて第三者委員会を設けたが、中断状態が続いていた。

 9日に母親に代わって友人で同市内の別のいじめ被害者の生徒の母親らが会見して、明らかにした。

 亡くなったのは小松田(こまつだ)辰乃輔(しんのすけ)さん(15)。会見の説明によると、8日午前1時20分ごろ、自宅近くのマンションから落ちて死亡した。現場の状況などから飛び降りた可能性が高いという。自宅にあったノートに「教育委員会は大ウソつき。いじめた人を守ってウソばかりつかせる。いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない」などと記されていた。

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 市教委などによると、小松田…

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