熱中症の搬送、山梨で8月263人 過去10年で最多

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野口憲太
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 山梨県内で8月の熱中症(疑いも含む)による救急搬送者数(速報値)が263人となり、最近10年間で最も多かったことが県のまとめでわかった。厳しい暑さだった昨年の216人を上回った。雨が続いた7月から一転、8月は平年より気温が高くなったことが要因とみられる。

 県消防保安課によると、症状別では重症4人、中等症98人、軽症161人。亡くなった人はいなかった。屋内で熱中症になった人が56%と屋外を上回り、担当者は「扇風機やクーラーの活用、こまめな水分補給で、引き続き予防に努めてほしい」と話す。

 甲府地方気象台によると、7月の県内は梅雨前線などの影響で中旬まで曇りや雨の日が多かった。甲府市では、日照時間が平年の3割ほどで、月平均気温は平年より0・7度低い24・8度だった。

 8月は高気圧に覆われて晴天…

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