五輪と重なるW杯予選、カギは交渉力(中西哲生コラム)

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 2022年W杯カタール大会の2次予選は、日本がパラグアイと強化試合を戦った5日にスタートしました。日本の初戦は来週火曜、10日のアウェーでのミャンマー戦です。他の相手はタジキスタンモンゴルキルギスで、世界ランクはキルギスの95位が最高。順当なら首位で勝ち上がれます。

 そんな中、昨日行われたパラグアイ戦の前半のメンバーが、おそらく現時点の森保監督のファーストチョイスかと思われます。2―0という結果も出ましたし、シーズンが始まったヨーロッパ組のコンディションの良さも確認できました。ただ、サッカーで一番難しいのは、絶対に勝たなければならない相手に確実に勝つことです。5日にウズベキスタンがアウェーでパレスチナに敗れたことをみても、強化試合をしてから初戦を迎えられるのは、いい巡り合わせです。

 とはいえ、ミャンマー戦も簡単な試合になるはずがありません。先に何点か得点を奪うまでは、気を抜けない試合になります。年内は4戦のうち3戦がアウェー戦。ストレスを乗り越えて、持てる力を発揮することが重要です。相手を美しく崩してゴールを奪うこと以上に、泥臭さ、感情的になって警告を受けないなどの、精神的な部分を磨いていく必要もあります。

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 W杯予選全体を見据えた時…

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